身近に相談相手がいても悩みが解決しない理由
身近に相談できる人はいますか?誰に相談をすべき?
仕事の悩みは誰もが持っているものであり、それは誰かに相談をする人もいれば自分で解決していくという人もいます。しかし多くは誰かに相談に乗ってもらうことで悩みと付き合っていくはずです。そんな仕事の悩みを誰に相談しているか調査を行った結果として厚生労働省の調査では家族や友人が最も多い回答だったそうです。
では友人や家族に仕事の悩みを相談することで実際に悩みやストレスが解消されたかという点において、実は相談した人の3割程度しか解消されていないことがわかっています。つまり友人や家族は仕事を相談するべき相手としては、統計的に言えば間違っていると言えます。
友人や家族では解決しない理由
友人や家族に相談してもなぜ実際に悩みやストレスが解消されにくいのかという理由ですが、それには身近な存在であるからこそ生じてしまうものに原因があると言えます。逆の立場として自分が友人から相談を受けたことをイメージして、友人が上司や同僚がいかにひどいかという愚痴を聞いたとします。その時多くの人は自分もその上司や同僚に腹が立ってきてしまい冷静さを欠いてしまう想像がしやすいはずです。
ではなぜこの友人や家族を助けたいという気持ちがかえって相談に乗る上で邪魔になってしまうかというと、それは助けたい自分の気持ちを優先してしまっているからです。迷っている相手に対して自分の感情やこうすべきだという気持ちをぶつけてしまいやすいため、相手が本当に求めているゴールから離れてしまうことがあります。そのため身近な人が相談相手として適任とはなりづらく、相談しても解決されにくい理由となります。
相談方法について
もし友人や家族などの身近な人に相談をしたいと考えるのであれば、その相談方法はとても大切になります。まず相談相手に対して自分が何を求めているか、何を望んでいるかをしっかりと整理してから相談をすることです。気持ちを聞いて楽にして欲しいだけなのか、それとも自分とは違う角度から見えているものを教えて欲しいのかといった具合です。
そして相手に高望みをすることなく自分が望むことをどれか一つに絞った上で、相談をすることで相手も自分がすべきことを冷静に教えてくれるはずです。もし自分とは違う角度の目線が欲しいと思うのであれば、聞き上手である必要はなく、考え方が独特な人に相談をしてみましょう。自分が相談内容を整理することができていれば、相談相手として適任となる人が身近な人からも見つかることは難しくないはずです。
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